尺八合奏レッスン

新しいクラスを開講します

今年の四月より、彩ノ音 箏・尺八教室 に新しく尺八合奏レッスンのクラスが加わることになりました

以前は発表会などに向けて、定期的に開催していた尺八の合奏クラスでしたが、コロナ禍になり、長らく休止することに( ; ; )

以前参加されていた方からも開催してほしい!とのお声をいただいていたこともあり、今年から内容も一新して再開することになりました

今までは個人レッスンに通われている生徒様対象でしたが、今年からは教室に通われていない方も参加できることになりました。

現時点では3ヶ月で一曲を仕上げていく予定ですが、ゆくゆくは参加者様のペースに合わせて出来ればと思っています。

曲もみなさんからの希望を第一優先で取り入れていきたいので私の方で作曲・アレンジもしていくつもりです。

また、演奏のレベルは問いません。初心者の方でも楽しんで取り組めるような内容で進めていきたいと思っています。

詳細や申し込みはこちらからご覧ください

何か気になることがあればご返答させていただきますので、遠慮なくお問合せください 

ぜひたくさんの方に気楽にご参加いただき、尺八愛好家の交流の場となれば嬉しいです^ ^


ここから先は合奏レッスンを再開しようと思ったきっかけなどをお話します

長くなりますので、お時間ございましたらお付き合いください

2024年柴教室の発表会にて

尺八の合奏って難しい?

尺八の二重奏であれば、個人レッスンでも合奏可能なのですが、三重奏以上の合奏となると、演奏する機会が少ない方が多いのではないでしょうか?

演奏する仲間が集まったとしても、演奏レベルにばらつきがあって思うような演奏にならない、演奏したい曲が五線譜でしか見あたらない、など様々な理由で気軽に楽しむ事ができない状況になっている場合もあるかもしれません。

とくに尺八は、メリなども入ってくると、正しい音程にぴったり合わせるのが難しく、綺麗なハーモニーが作れず尺八のみのアンサンブルにやりがいを見出せないこともあるのかなと思います。

私自身も、その点は難しいなぁと感じています。

ただ、個人レッスンや他の楽器との合奏では学べない事が尺八のアンサンブルにはあるのでは?と考えるようになりました。

アンサンブルって他の楽器でも難しいの?

尺八は音を出すのが難しいという先入観からはじまり、音が出ても指の塞ぎ方、首の角度を変えて音程を合わせる事にさらに難しさを上乗せしてしまう事があるように感じます(あくまでも私自身の印象として)

しかし、そんなに簡単な楽器ってそもそもあるのかな?とも思います。

私は小学校では金管バンド、中学では吹奏楽、高校では合唱部に入っていました。それぞれに難しさはあったと思いますが、それなりに演奏は成り立っていたように思います。

今から考えると、小学3年生にトロンボーンは大きくて重かっただろうな…とか、リード楽器なんて吹いた事なかったのに、よくクラリネットなんて吹いてたなぁと思います。

どれも小中学生には難しい楽器だったのでは!?と思うのですが、それなりに合奏していました。

全員がピアノをやっていて音楽経験者ということもなく、体の成長もそれぞればらつきがあったのに、なぜできたのだろう…指導者がよかったのか?中学生のときはほぼ指導者不在だったような・・・

(しかも良く考えたらトロンボーンって腕の伸ばし加減と自分の耳で音程作る楽器だよね・・・)

そう考えると、時間をかけて正しい練習をすれば素敵なハーモニーを作ることが出来はず!ですよね

尺八の合奏で学べる事

吹奏楽や合唱の練習で、最初に組む事があります。それは周りの音をよく聴いて合わせるための練習です。

曲に入る前に当たり前のように全員でロングトーンや発声練習をしたり、基礎づくりをしています。

今まで私の教室でも発表会の度に全員での合奏曲を演奏していましたが、みんなで集まって合奏するための基礎練習をすることはできていませんでした。(生徒様には音源を使って練習をしてもらっていました)そのため、思い通りの響きにすることができていなかったように感じています。

つまり、大勢で合奏を成り立たせるには、合奏するための基礎が必要であり、それは同時に普段のレッスンの中では学べないことであるということです。

私自身、風雅竹韻という尺八アンサンブルでは大変多くの学びをいただいていると思っています。

尺八アンサンブルにはクラシック的に音色を揃えてハーモニーを作るというアンサンブルと、尺八特有の個々の音色や技法を生かしたアンサンブルがあると思います。

それぞれに魅力があり、尺八だからこそ作れる音楽があると思います。

また、それは録音で練習することでは再現が難しく、実際に一つの空間で音を響かせ体感することに意味があると思っています。合奏するために養われた技術や経験は、必ず他の場面でも生かすことができ、尺八の楽しみを広げてくれることでしょう!

まとめ

長くなりましたが、ここまでが私の尺八合奏クラスを再開することに込めた思いです。

上手くまとまらず、伝わりにくい部分もあったかもしれませんが、何か興味をくすぐるワードがありましたら、気楽に合奏レッスンに顔を出していただければ嬉しいです!

色々書きましたが、まだこれから始まる新しいクラスです。模索しつつ進める場面もあるかもしれませんが、ご参加いただきました皆様と築きあげていければいいなぁと思っています。

ぜひ彩ノ音 箏・尺八教室の尺八合奏レッスンをよろしくお願いします♪