最近読んだ本のおはなし
最近読んだ本のお話を少し
山口周さんと深井龍之介さんの対談本『人文知は武器になる』(文春新書)を読みました。深井龍之介さんは、株式会社COTENが運営している「コテンラジオ」を私はよく聞いているので、その流れで手に取ってみたんです。そうしたら、とても内容が濃くて、いろいろと考えさせられる一冊でした。
私自身、歴史にはまったく詳しくなくて😭語れるような分野ではないんですけれども、それでも読みながら感じたことを少し書いてみたいと思います。
今、私たちが生きているこの時代は、比較的平和です。だからこそ、自分が長い歴史の積み重ねの上に立っているという自覚を、普段あまり意識せずに生活しているように思います。学校で歴史を学んだりすると、歴史が進み、文化が発展していく――そして、それに伴って人間も進歩している、と捉えがちです。でも、人文知と呼ばれるもの、歴史的な背景から物事を考える力というのは、きちんと学ばなければ養うことはできないんだな、とこの本を読んで感じました。
海外のエリートと呼ばれる人たちは、人文知をとても重んじて勉強していて、そういう人たちが国を動かすポジションに就いているのではないかと思います。ところが日本では、文系の学部を減らそうという動きがあったりと、むしろ逆の方向に進んでいるようなんですね。これは少し気になるところでした。
これまでの歴史が培ってきたものを振り返ることは、これからの未来をどうしていけばいいのかを考える材料になると思います。そして、それを知らなければ、やはり同じ過ちを繰り返してしまう。もちろん、知っていたとしても、歴史が動くときは動いてしまうのかもしれません。それでも、今ここにいる私たちは、その一歩先にいるはずです。ただ繰り返すのではなく、考えてどうするかを意識して生きていく――そんなことが大事なんじゃないかと考えさせられる本でした。
歴史に詳しくない私でも、たくさんの問いをもらえる一冊でした。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。おすすめです!


